かくれんぼ
かくれんぼ
席をたつ王が去りぎわに一瞬だけ投げてよこす視線。それを受けた台補が二歩の距離をおいて従う。ここまではいつものこと。今日がいつもと違ったのは、王と麒麟に続こうとした冢宰がふたりを見失ったこと。本来なら血眼になって探すべきところだが、赤王朝の誇る切れ者冢宰はすぐに気がついた。うず高く積まれた未裁可書類、その頂上に載せられた王の真筆に。
彼は台補顔負けの重々しいため息を吐いてこう宣言する。 「主上は本日これよりえすけいぷなさる」 呆気にとられた顔をひとつひとつながめわたし、短く続けた。 「これにて解散!」
「みんな行った?」 「そのようですが」 壁のように巨大な衝立のかげ。ほどこされた彫刻に指をあてながら、先ほどまで聞こえていた足音へと耳をすませている様子の主に答える。使令がいればそんなことをする必要はないのだが、こちらはあいにく「すこしだけいないふりをしてもらって」という、簡単なようで難しい王の依頼に従わせている。 みずから暇をとろうとしない冢宰をすこし休ませたい。主の言葉に応とこたえはしたけれど、それがどうしてこのような自体になっているのか景麒はよくのみこめないでいる。 「主上」 「わかっている。こんなことをすればかえって浩瀚の手を煩わせるだけだと言うんだろう」 「おわかりならどうして」 「手は打ってある。浩瀚も今日はあきらめて休むしかないだろう」 「なにもこんな官たちを騒がせるような真似をなさらずとも」 「おまえのそういうところだよ」 こちらをふり返った主は思っていたよりも真剣な顔をしていた。 「わたしたちは真面目すぎるんだ。もうすこし肩の力を抜いていかないと、官たちも息苦しくなる」 「雁から賓客がいらしたとは聞いていませんが」 「大恩ある隣国の王だぞ」 言いながら笑っている。上気した頬が町娘のようだ。 「景麒もまだまだだな。遠甫だよ」 一瞬だけ息をのむ。驚きよりも納得のほうがいくらか強い。 「本当をいうと、これはわたしへの課題なんだ。官たちを出し抜いて冢宰を休ませること。ついでに他愛のない騒ぎでも起こして新しい風を入れてみよ、と」 「なるほど」 たしかに太師の言いそうなことではある。そしてその課題へ大真面目に取り組むのだ、この王は。 「あ、いま笑ったな?おまえも一蓮托生なのに」 「もちろんです。わたしはあなたの半身なのだから」 こんな朗らかな気配も王気のうちだろうか。とまどいと誇らしさがくすぐったくて、景麒はまたすこしだけ笑った。
「そろそろ使令を戻しても?」 王としては驚くほど簡素とはいえ、折衝上手な女史が丹精した装束を身につけた主だ。それを無造作に床へと投げ出し、膝立ちになっている姿は宰補としてやはり残念だった。隣の景麒はなぜか正座であることだし、これはあまり官たちに見せたい姿ではない。だが使令に探らせればこのまま人目につかずに移動することは簡単だろう。 「まだいいよ」 言ってふり返った主の頬がまだすこし赤いのは、ここまで走ってきたからだろうか。考えているとそっと袖をとられた。いぶかっていると膝をわずかに詰められる。こちらを見上げて主が言う。 「わたしたちもすこし休もう」 見返した目がかすかに揺れて、ようやく景麒は理解した。自分の主がなにをのぞんでいるのかを。どうも自分はこういうことに鈍くていけない。 「これは失礼を」 「いちいちあやまるな。かえって恥ずかしい」 言いながらまたいざり寄る。もう距離と呼べる隙間はなかった。これ以上このかたに矜持を折らせてはいけない。景麒はそっと腕をあげ、そっぽを向いてしまった主の顔を上向かせる。 「触れても?」 「訊くな」 承知とばかりに懐の中まで迎え入れる。休息はもちろんこのかたにこそ必要だ、望むことならなんでも叶えてさしあげたい。さしあたってはくちづけを。 たたんでいた膝をくずして壁に背をあずけると、両足のあいだに主はすっぽりとおさまった。相手は膝をついているから、景麒はその顔を見上げるかたちになる。ふだんとは逆の目線ではあるけれど、心情としてはこのほうがよほどしっくりときた。 あらためて背に腕をまわすと、花を手折るようにやすやすとその身が寄せられる。梳きおろされた髪がふりかかり、視界があざやかな茜に染まった。こちらをとらえた双眸はみどり、湖畔の深みがさざなみをたてている。その下で、少年のように無欲なくちびるがなにかを訴えるかたちで静止している。 王のゆるしを得た麒麟はつよい。背なをなであげた手は主のしなやかなうなじをとらえ、景麒はほんのすこしのびあがるだけでめざす場所にたどりついた。 はじめはただ触れるように、言葉ではなくしぐさで訊く。落ちてくるくちづけがこたえる。応。 もういちど迎えにいく、今度はもうすこし奥まで。くりかえしくりかえして気づいたころにはもう深みだ。主は膝から芯をぬかれ、その身を半身の胸にあずけてしまった。子どものように折りたたんでしがみつく両手がいとおしい。 「主上。使令を戻してもよろしいか」 場所を変える必要がある。 今度は王も否とは言わなかった。
回復のはやい仙の体とはいえ、睡眠をおろそかにして務まるほど国政はあまくない。前にこうして過ごしたのがいつだったか記憶はもう曖昧だ。さらにここが正寝のどの棟にあたるのかも漠然としかわからない。雲を踏むようにして辿りついたのだった。 ふだんの堂々としたふるまいが嘘のようにおとなしくなってしまった主。ずいぶんとちいさく見えるそのひとを寝具のふちに座らせ、正面にひざまづいて覗きこむ。こちらを見て声もなく笑った。すると体の底からわきあがってくるなにか、ふだんは満たされるだけでやすらぐそれが、あふれてくる感覚がある。いまはそれをこのかたに示すときなのだ。あなたにどれだけ満たされ、やすらぎをもらい、それに感謝しているか。それなのに足りないものがあると伝えても、しかたのないやつだと笑ってくださるのでしょう? 膝のうえに揃えられた手をとり、隣に腰をおろす。頬にかかる髪を耳にかけてやると目尻が赤い。そのままふわりとおとしたくちづけは、泉に沈む小石のように深く深くのみこまれる。追いかけていくと寝具が目前に迫っていて、わが身の重みを思い体を引くと今度はさかしらに追いかけられた。そのまま場所を入れかわり、気がつけばいつのまにやら下に敷かれている。みると主が笑っている、それはとても満たされた笑みだ。またなにかちいさな泡のようなものが体の内側をくすぐりながらあがってくる。あふれてとまらなくなる。景麒はもう笑ってはいられない。 主の手が景麒の襟元にかかり、もつれそうな指でくつろげにかかる。そのようなことは自分で。けれどもなぜか景麒の指ももたついている。みるとその間に主のほうも自身の帯を解きにかかり苦戦している。思えばこのような昼日中にこのような姿で向かい合ったことはない。主もそれに気づいたのか、どちらともなくまた笑った。 「どうぞそのままで」 言ってその手にわが手を重ねる。それは惜しくてもったいないことのように思えたのだ。見返してくる眼がなぜと問う。答えるかわりにまたくちづける。 このようなときの作法など心得てはいない。おそらく主もおなじだろう。かつて求められたことはあった。応じなければと考えたができなかった。関節が凍りついたように動かず、触れられた景麒は溶け落ちるように転変した。逃げるように姿を変えたのは雛のころ以来だった。もちろん景麒自身が意図したことではなかった。 いま起きていることはどうだろう。主の指が襟にかかり、あばかれたのは肌であり肌ではない。みせたいのはその奥にあるなにかだ。触れられることは喜びだが、ほしいものはその先にある。だから景麒もさがしにいく。こまやかな睫毛のふち、汗ばんだ髪のはえぎわ、すんなりとした鎖骨のあわせ目。その下のふくらみに手をかけるさい、思わずぬすみ見た顔と目が合った。口をひらこうとして遮られる。このかたが訊くなと怒ってみせるときは、訊くまでもないという意味だ。わかっているのに確かめてしまう、それは本当に信じられないようなことだからだ。麒麟が王を求めるのと同様に王が麒麟を求めるなどとは。それが過不足なくつりあうと感じられるなどということは。 景麒にとって己の意思とはすなわち天意である。そこに疑問の余地はない。けれど今ここにいてこの肌に触れよろこびを感じているのは景麒自身だ。主の熱いてのひらがぺたりと胸の上に置かれる。鼓動をたしかめているのだろう。おまえは天意を下すための機関ではなく、肉体と感情といのちを持った生きものなのだと言っている。そういう自分でよかったと景麒自身も心から思う。主の手をとって耳をふさぎ、残った耳をそのひとの胸にうずめる。あなたが国と民のための機関ではなく、豊かな感情とはずむ肢体をもつ生きものでよかった。聴こえてくる心音にそう告げ返す。あまやかな気分がふたりを満たしていく。
王には王気があり麒麟にはそれがわかるという。それでは麒麟のこれは何だろう。この気配に、気配の色とでもいうべきものに名前がないのは、これまで王にしか知られずにきたからだろうか。それともわが麒をわけてもいとおしく思う自分だからそう感じられるだけだろうか。陽子は目の前の肩に腕をまわし、引きよせてくちづけた。 きめ細やかでしっとりとした感触がおいしそうで舌を這わせる。噛みついてからそれが鎖骨だと気づいた。班渠よりわたしが先に食べちゃったな。おかしくなってすこし笑う。うれしくて、おかしくて、すこしだけかなしい。だから笑う。 制服を着ていたころが遠い昔のようだ。脱いでもいないのに大人になってしまった。いや、脱いでいるんだけどね、いま。 迷子になりそうな心をみちびくように景麒がふれる。指で唇で、首すじにわき腹に太ももに。感触が心をつなぎとめる。自分が今いるのはこの腕の中だ。見上げればおどろくほど端正な顔が陽子をのぞきこんでいる。これで正解か、間違ってはいないかと問いかける眼だ。たまらなくいとおしく、いじらしく、すこしだけかなしくて笑う。おまえのやることならすべて正解。おまえでなければすべてが間違いだ。こちらはとうに信じてまかせてしまっているのに、何がおまえを不安にさせるというのだろう。 周辺でとまどっていた景麒の指がやっと心を決めたようだ。ほんとうはもうずっと待っていたそこにやっとのことで辿りつく。こんなときは顔を見ない、そんな配慮がすこし腹立たしい。 感触をたしかめる指の腹、なであげられて息をのむ。どうしてこんな感覚が?子を成せるわけでもないはずなのに。世にも稀なる美しい指に、と思う間もなくそれは動く、ぬりひろげるように。なにかにふれて声がもれる。もれてあふれてとまらなくなる。ああなんて陳腐な。こんなこと、わが身に起こることとは思わなかった。わが身、白い肌と赤茶の髪と茶色の眼。あちらの体は何も知らぬままなのか。子を成さぬこの体は血を流すことはなかった。あちらの体なら流したのだろうか。けれどすぐに思考は途絶える。あの美しい指がうかがうように侵入してきたのだ。そしてゆっくりとかきまぜはじめる。すべての関節が溶かされていく。指はそっとささやいている。このからだ、このこころこそがあなたの居場所。 それからまた気の遠くなるような時間をかけて景麒のすべてを迎え入れたころ、陽子の意識はとうに思考を手放していた。 まどろみの中で祖母の声を聞いた。 ―あなにやし、えをとこを。 ―あなにやし、えをとめを。 なぞめいた言葉の響きには覚えがあった。絵本だ。 ―まあ、なんていい男でしょう。 ―おお、なんといい娘だ。 天まで届く柱を巡り、出会った男女はそう語り合う。これは国生み神話だ。祖母が読んでくれた古い古い絵本が瞼に浮かぶ。 ―それじゃあだめだよ。 ―そうだね。順番が逆だ。 幼い自分と懐かしい祖母の声がする。 おばあちゃんの顔が見たい。そう思うのに見えてくるのは絵本の古い挿絵だけだ。いかにも古くさくて子ども好きのする絵ではないが、勢いのいい筆の力強さについ見入ってしまう。 ―生まれてきた子は三年たっても足が立たなかった。男神と女神は相談して、舟に入れたその子を流してしまうことにした。 ―自分たちの子どもなのに。 流されたのは舟だったのか。あちらからこちらへくるのだから、卵果でないのは当然か。声を聞きながら考える。 ―あなにやし、えをとこを。 ふわりと目が覚めた。 いつのまに着せかけられたのか。袖は通していないものの、肩と胸元はそれなりに布で覆われている。あまり時間は経っていないようだ。目の前の景麒は額にひとすじ鬣をはりつかせている。 「わたしからだった、おまえのもとへ行ったのは。呼ばれたからじゃない」 言うとすぐに目をあけた。眠ってはいなかったのだろう。 「なにがです?」 「はじめてのときだよ。こういうことの」 いきなりなにを、という顔をする。表情豊かになったものだ。 「来てくださったのはあなたからでした。けれどもそのあとはわたしも望んだこと。おなじことです」 「そうだったな」 どうでもいいことだ。今までは気にすることもなかった。 「古い古い物語を思い出したんだ。こちらでもあるのかな。この世がどうやってできたかという、昔話なんだけど」 真摯にこちらをみつめる紫の眼が美しい。雨の朝の露草の色だ。まあ、なんていい男でしょう。 雑誌を広げて指差してはさざめきあう級友たちの姿を思う。かつては自分もそこにいた。けれどもまさか、こんなところでこんなことになっていようとは。過去へ戻って言い聞かせてみても一笑に付されるだけだろう。 「男神と出会った女神は言うんだ。なんていい男だろう。めでたく結婚したふたりは子を授かる。けれどもその子は三年たっても足が立たない。ふたりは相談してその子を舟に入れて流してしまう」 紫の双眸がわずかにすがめられる。けれども口を挟まないのは、待っているからなのだろう。陽子が次に何を言うのかを。 「ふたりにお伺いを立てられた天はこう応えるんだ。先に声をかけたのが女だったからいけない、男から先に声をかけるようやりなおせ」 それがどうのと言い出すつもりはもとよりない。自分たちがこうしていることを間違ったことだとも思わない。ただ単純に重ねただけだ。子を成すことのない自分たちの行為と、流されてしまった神の子を。 「里木に祈れば子を授かる。それなのにどうして抱き合うんだ?」 生殖に必要のない衝動がどうしてこの身に宿るのだろう。陽子はそっと腕をもちあげ、目の前の男の頬にふれる。金のたてがみ金のまゆ金のまつげ。つくりもののような紫の眼と、かげりを知らない陶器の肌。こうしてふれてみなければ、血のかよう生きものだとも思えない。けれど陽子はこの美を愛したわけではない。 憮然とした表情、取りつく島のない話し方、平坦で感情をうかがわせない声の質。そこに美貌が合わさると、敬遠したくはなっても愛着はわかない。ただ毎日顔を合わせて接していれば、自然と伝わってくることはある。 あるとき無駄のない頬の線がほんのすこしゆるんだ。視線を追うと花瓶を抱えた女御が笑っている。背を向けた彼女は遠景でこちらには気づかないが、それが先日なにかきつい叱責を受けて泣いていた女御とおなじ髪型おなじ簪をしていることに遅れて気づく。ふり返ると景麒はもうそちらを見てはおらず、官の持ってきた書状に目を通している。 またあるときは眉間にあさいしわをよせて茶器をかたむけている。それは多忙をきわめる台輔を気づかった黄医が特別によこしたもので、すすめられた景麒は殊勝な礼をのべていた。それが二日三日と続くうちに口数がへり、血色をました顔色とはうらはらに表情はけわしくなっていった。 そんなささいな変化に気づいたら面白くて、いつのまにか観察するようになっていた。そうして鮮やかに知ったのは、そんな景麒がもっともいきいきと美しくなるのは、他でもないこの自分を前にしたときだということだった。そうか、これが麒麟というものか。胸の中をざわりと風が吹き抜けた。麒麟が王を慕うとはこういうことなのか。 知ってみればこれほど豊かな情感を持つ生きものは他になかった。ただ景麒自身がおのれの情に無頓着で気づいていないだけなのだ。国の民の自然の変化に、陽子の何気ない一言に、いちいち一喜一憂している忙しい生きものが景麒だった。それを当人にすら隠す面の皮一枚は、陽子のくちづけひとつで簡単に剥がれ落ちることも知った。 陽子は撫でていた指を頬からくちびるへと移し、薄くてやわらかなそれをそっとつまむ。しばし感触をたのしんでから見あげると、察した景麒がふしぎな軽さで身をのりだしてきた。瞼を閉じて迎えてやる。 「あなたは子どもがほしいのですか?」 「そういうわけじゃない。ただ気になっているだけだ」 あちらでつちかった倫理観がいたずらをしているだけなのかもしれない。ほんのすこしのうしろめたさを感じてしまうのは。 「子を成せないのはわたしたちだけではありません」 「そうだな」 それに気づかない陽子でもない。 「けれどもこうしていると、そんなことよりも大切なものがあると思えてくる。わたしはそれがうれしい」 言葉とくちづけが交互に落とされていく。しずまったはずの水面にさざなみが立ち、水底では獣の陽子がとがった耳をそばだてる。そうだな、という返事は言葉にならなかった。 ―でもね陽子。流された神様はそのあと常世へ辿りついて、そこをおさめなさるんだよ。 ―常世って? ―天国のようなものだろうかね。 ぜんぜん天国じゃなかったよ、おばあちゃん。あちらとそう大して変わりはしない。でもそういうものなのかもしれないね。 だんだんものを考えるのが億劫になってくる。からだは熱を思い出し、もう一度あれをと頭をもたげる。熾火に送り込んだあたらしい息吹は景麒がよこしたものだ。 「もう一度触れても?」 訊いてくる声もいっそ彼らしくていとおしい。 「ここでやめたらおしおきだ」 笑ってその背に腕をまわす。背骨の数をかぞえるように撫でてやる。 ―あなにやし、えをとこを。 こんなに可愛らしい男がいたら、女神だって思わず声をかけるだろう。考える間にもまたひとつからだの芯を抜かれていく。きっともう陽子のからだはくらげのようにあやふやで、立って歩くことなどできないだろう。 舟で流れついた赤子の神は、父神や母神とはことなるやりかたでこの常世をおさめようとしたのだろうか。 せめてそのみなもとが呪いではなく祈りでありますように。 胎をいためずとも心をいためるのが母であり父であるのだから。 こいねがういのりをきいてききいれる天帝のくだす金色の果実。 糸しい糸しいと言う心を戀とよび、こいねがうこころを戀とよぶなら、この想いはこの国で実を結びつづけるだろう。
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